おねしょとの闘い
はぁぁ~~…。今日の明け方、「ん、なんか冷たい」と思い目覚めました。
そうです、ONESHOです。
私のすぐ隣には下半身がビシャビシャになってる6歳の子供がベッドですやすや寝ています。こんなにも漏らしているのに全く気付かない。
やれやれと思いながら階下に替えのパジャマを取りに、重たい身で一歩を踏み出した次の瞬間。
再びヒンヤリとびしょ濡れの感触が足裏から伝わってきました。
うわぁ~こっちもか!!
床に布団を敷いて寝ている次男もおねしょしてました。ダブルおねしょ。
そんなことをボンヤリ考えながら脱衣所の床に落ちていた服をよけた瞬間、カサカサカサーーーッと走り回る黒い物体!
ギャーー!私の大っ嫌いなゲジゲジ!!
一瞬で脳みそ覚醒、冷や汗だらだら。その辺に置いてあった箱をエイヤッとかぶせ捕獲。その箱の上に「危険!ゲジ在中」とメモを貼り、放置。あとは夫に何とかしてもらう予定です。
怖すぎてとてもじゃないけど掴めない!
そんな感じで、朝も早よから踏んだり蹴ったりです。私、なんか悪いことした??
幸いにも、防水シーツを敷いていたのでマットレスには被害が出ていません。ε-(´∀`*)ホッ
マットレスや掛け布団にまで被害が及ぶとほんと後処理が大変でゲンナリですよね。
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長男トッテンの膀胱事情
発達障害(ASD,ADHD)と診断されている長男トッテンは、どうやら膀胱の発達もゆっくりなようです。
私の周りでは、4歳にもなると大体のお友達はオムツを卒業していました。夜も布パンツで寝たりしているそう。
何とまぁ、そうなの!?すごい!
と、私はびっくりしました。
だってうちのトッテン、4歳の頃なんて朝起きてオムツがカラカラに乾いてる状態のままだなんてこと、生まれてから数回しかなかったのですから。
昼間は尿意を感知できるものの、夜中は全く起きられない。
それどころかビッシャビシャに濡れても気が付かない。これがもう不思議で仕方なかったのですが、どうやら感覚の鈍麻というのにも関係しているようです。
そのうち徐々にしなくなるのだろうと思ってましたが(私は内心焦っていました)、5歳になっても週5回は漏らす。
なので夜はオムツをして就寝していました。体が大きめで発育のいい長男のオムツ姿は何とも言えない違和感でしたが、ほぼ毎日漏らすのにとてもじゃないけどお兄さんパンツのまま寝かせる事はできませんでした。
そのうち3歳の弟に先を越されたら困ると思いだしたトッテン。
というようになりました。
と困った私は、いまSTで通っている精神発達の先生に相談してみました。すると、
というようなことを言われました。正直、毎日薬を飲ませる事に対して不安を感じました。副作用だってあるんだろうし。
でも医師によると、尿を濃縮し尿量を減らす作用がある抗利尿ホルモンを少し補充する。それはヒトの体内で作られるホルモンなんだし、そんなに副作用なんてない、との事でしたので治療をする事にしてみました。
ただし、薬だけでなく重要なのは寝る前の習慣作り。
・夜寝る前は水分を制限する。
・塩分を控える
・夜中に起こしてトイレに連れて行ったりしない
・体を冷やさない
・布団に入る前にトイレへ行く
・カレンダーに〇×をつける
これらをきちんとしたうえで、薬も併用していくということらしいです。
夜尿症の治療(薬物療法)
さっそくその日の夜から投薬開始。
「ミニリンメルト」という名の白くて丸くて薄いお薬。舌の下に入れると一瞬で溶けてなくなります。
子どもは、ラムネみたい!と言い、投薬がストレスにならないようだったのでひとまず安心。
そして翌朝。あ、おねしょしてる。でも…
おしっこの量が少ない!!
さらに次の日の朝。
オムツがカラカラのまま!!
すごいすごいと親子で喜びながら1週間経過。ついに布パンツで寝る事にしてみました!
というトッテンの誇らしげな顔を見ていると、やはりおねしょしてしまう事に対して劣等感というか、いまひとつ自信のなさを感じていたんだなぁと思いました。
薬を飲み始めて半年たった今、おねしょのペースは月2回ほどまでに落ち着いてきました。辞め時はいつなんだろうか…と思い、医師に聞いたところ
とのことでしたので、あともう少し続ける必要がありそうですね。
これからも怒らない・責めない・焦らないを鉄則に気長に対応していくつもりです。洗濯が大変ですけどね。
トッテンは運よく?この薬が合っていたようですが、中には全く効果が無い方もいるそうです。
治療法は他にも、アラーム療法や漢方、カウンセリングなどがあるらしいです。
放っておくと夜尿が成人まで続いてしまう方もいて、問題を抱えたまま大人になると、その治療は子どもよりも難しくなるそうなので、困ったときは早めに一度お医者さんに相談してみるといいかもしれませんね!
ちなみにトッテン父も小6までよくおねしょしていたそうで。何か遺伝性とかもあったりするのかなぁ??
夜中にトイレに行くのが怖かったり、怖い夢を見たことがきっかけでおねしょがつづくこともあるみたいですね。
↓ 怖い夢を見ない様に「悪夢を食べるバク」の玄関マットに祈りを捧げるトッテン(笑)
救世主バクのお話 ↓
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ちょっとしたカサンドラ症候群
マイナス思考の息子と疲弊していく母親 不安スイッチ作動 新学期が始まりましたね。(コロナの影響で休校 ...
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それにしてもトッテンのトイレ問題には頭を悩ませることばかりです。
次回は、なかなか終わらなかったトイレトレーニングのお話をしていきたいと思います。
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【苦難の連続】どうしてもトイレが怖い!忍耐のトイレトレーニング①
トイレに対して異常なまでの恐怖心とこだわりを持つ息子との二人三脚トイレトレーニング。褒めてみたり励ましてみたりおどけてみたり…いろいろ手を尽くしてトイレへといざなう母と、トイレでおしっこをしたくない息子とのやりとりの記録。
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【苦難の連続】どうしてもトイレが怖い!忍耐のトイレトレーニング②
どうにもこうにもうまくいかない。日々溜まっていくストレスと息子へのいら立ち。そんな時、ふと風呂場で用を足す息子を見てひらめく。排泄=トイレという固定概念を捨て、違う方向からアプローチしてみた結果進んだトイレトレーニング。不安感の強い息子との二人三脚の記録です。
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追記:その後、何度かおねしょが続いた時があったんです。
一度オムツに戻してみようかなと思ってると医師にぼやいたら、「それはあまりよくない」と言われました。オムツを履くことによって甘え?がでて、緊張感がなくなってしまうそうです。まぁ分かる気はするけど、本当にそうなのかなぁ~。