どうして学校って毎日あるの?
ピカピカのランドセルを背負って入学してから早半年。
発達ゆっくりでマイペース、おうちが大好きな次男に異変が起きた。

いつかはなりそうだな~と思っていた学校行き渋りが始まってしまった。
思い起こせば「学校行きたくない」と言い始めたのは夏休みが明けてしばらく経った頃。
日曜の夕方ごろになると、翌日の学校を思い憂鬱になり暗い表情になる。
俗にいう『サザエさん症候群』である。
長期休み明けだし、だんだん勉強も難しくなってきてるしなぁ~

とありきたりな事を言って、励まし続けて数週間後。
アデノウイルスに感染。おまけにインフルエンザによる学級閉鎖が続き、1週間ちょっと学校がお休みになった。

嫌な予感は的中。休み明け、あまりの行きたくなさに泣きだしてしまった。
熱も下がってるし、咳もない。ここで行かせないとこのまま学校に行けなくなる、と恐れた私は、食いしん坊の次男に有効なご褒美を提示。

その瞬間、きらりと目を輝かせた次男は、

と言い放ち、なんとか行ってくれた。ホッ
本当に行かせて良かったのか、休ませるべきだったのか。
モヤモヤしつつ帰宅を待った。
でも帰ってきたら案外フツーだったりするから心が迷う。

私の仕事が休みの日や、早く帰ってこれる日はなるべく学童を休ませたり、早く迎えに行ったりして家でくつろげる時間を確保するよう努力した。
だましだましそんな日々が続いていたが、ある日どんよりした顔で帰ってきた。
どうしたのか理由を尋ねると、

大型イベントである学習発表会
そう、その頃はちょうど「学芸会」みたいな劇をする発表会に向けて、総練習をやっていたころ。
ひとり一言ずつセリフを覚えて、みんなの前で喋らなきゃいけないというプレッシャーと、長くてつまらない練習を繰り返す毎日。
いつもと違う環境、いつもと違う雰囲気、見通しの付かない先々の不安。
こういうイベントは発達凸凹児には大変なストレスだろうと思う。
自分では頑張ってやってるつもりだったのに、思いがけず隣の人から注意をされてとても傷ついたらしい繊細な次男は、その夜泣いた。
そして親子でその短いセリフを何度も言い合い練習し、翌日の総練習に臨んだ。
練習の結果が実り、その日は先生に褒められたと笑顔で帰ってきたから私も安堵。
一喜一憂、毎日が忙しい。
そのあたりから、「夕飯時に頭が痛い、ご飯を残す、不安症」という様子が見られるようになってきた。
多分一日の疲れが出てるんだなと思い、早めに寝かせるなどして対応。
そしてやってきた学習発表会の日。
本番ではたくさんの保護者を前に、大きな声でゆっくりと、堂々と自分のセリフを言いきり父母は感動!
みんなで回転ずしを食べに行って、大いに褒めたたえた夜。
イベントも終わったし、きっと徐々に元の次男に戻るはず!と安易に考えていた私だった。
身体的症状が現れだす
イベントが終わって連休後も、変わらず学校やだと行き渋る次男がそこにはいた。
学校が長い、先生の話が長い、どうして毎日学校に行かねばならないのか、頭が痛い、足が痛い、手が痛いと言い、絨毯の上でグズグズとタコのように軟体化する。
数日様子を見ていたが、その時間はいつも朝だったり、夕方~夜にかけてだったりする。
日中は比較的元気で、走り回ったりジャンプしたりするもんだから

夕飯時になると膝が痛すぎて座ってられないし、手首が痛くて箸も持てないらしい。
わたしからしたら
ゲームのコントローラーは持てるのになぜ?
さっきまで兄弟で走り回っていたのになぜ??
なぜなぜだらけだけど、とりあえず赤ちゃん返りした次男の口にご飯を運ぶとちゃんと完食する。
離乳食期、再来。
ただの成長痛なのか、構って欲しいのか甘えなのか…でもあまりにも毎日あちこち痛い痛い言うものだから、夫と相談して念のため病院で検査してもらおうという話になった。
もう付き合うだけで毎日クタクタ、気が滅入る。
<次回、脳外科と整形外科を受診>
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