多動っ子を連れての買い物は憂鬱でしかない
エレベーターに乗るために買い物へ行く
2歳を過ぎたあたりからエレベーターの魅力にとりつかれたトッテン。
元々数字好きだから、まずはきっと数字が並んでいる押しボタンが気に入ったんだと思われます。
それからいつも同じように上下に動く安心さと、小気味いい浮遊感。
そしてあの「ドアが閉まります」という自動音声が響く、狭い箱の独特な雰囲気に魅了されたのでしょう。
毎日のように、近所のスーパーのエレベーターに行こうと誘われ続けました。
買い物は母の修業の場
長男の時は初めての育児という事もあり、毎日マジメに公園へ行ったりお散歩に連れて行ったりしていました。
その帰りにスーパーへ寄る、というのが日々の流れでした。
(今考えるとずいぶん頑張ってたなぁ。子供は太陽の下で遊ばせないと!とか1日中家にいたらかわいそう、とか思ってたんです。そんなに気張らなくてもよかったなと思います。同じような日常に鬱々としていた時期でした。)
と言い聞かせながら入店。普通は
とかだと思いますが、トッテンのご褒美はエレベーター1回(往復)。安上がりな男です。
しかしこのトッテンくん、なかなかの多動でしたので買い物はいつも大変でした。
カートからするりと抜け出したり、一瞬目を離した隙にいなくなることもよくありました。
周りに興味津々で突っ走りたいっていう気持ちが、お母さんが見当たらなくて不安っていう気持ちより上回っているのです。
買物に行くにあたって、以下のポイントだけはいつも心がけていました。
ポイント
お腹がすいてるとき、眠たい時は絶対に行くのを避け、いつも買い物かごの中身は少なめ。
なぜなら買い物途中で大騒ぎし、なだめる事ができず収拾不能。
かごの中の品物を戻してそそくさと撤退するはめになった事が何度もあったからです。
それこそ活きのいい魚みたいな息子を脇に抱えて小走りで。
恥ずかしかったし、帰宅後はよく凹んでました。
暴れるイメージはマグロ。これはサンマですが。
当時は、
と思って毎回ハラハラドキドキしながら行ってた買い物。かなり憂鬱でした。
後から考えればADHD(多動・衝動性)の性質を持っていた子で、相当大変だったわけです。
でもそれを知らなかったので、なんとか周りと同じように…と焦ってたんです。
実際、次男のチョロボンの時は買物なんてほとんど連れて行ってません。
行ける時が来るのを待てばいい、焦らない、人はそれぞれ成長するペースが違う。
という考えに変わったからです。買物なんて行かなくたってすくすく元気に育ってます。
ちなみに我が家は夫がいる週末に食材を一週間分まとめ買いしてます。
子どもが小さいうちはネットスーパーや生協の配達など最大限に利用すればいいんです。
ネットスーパー
<イトーヨーカドーのネットスーパー>
<イオンネットスーパー>
<アマゾンフレッシュ>
などなど、他にもたくさんありますよ!
小さい子を連れての混雑するスーパー(特に発達障害児を連れての)なんてストレスの塊です。
子供が小さいうちは多少お金がかかっても、お母さんの負担が小さく済む方を選ぶことをおすすめします!!
母、エレベーターを自作する
ある日のこと。
あまりにもエレベーターの話をすると楽しそうにするため、じゃあ作ってみようと思い立ちました。
ちょうど防災用に買ってたアルミの断熱シートがあり、それが封を開けるといい具合に丸まる。
なんだかドアの開閉部分みたい。これを使おう!と思い黙々と作業すること20分。
・・・自作というのもおこがましいですね。ただ厚紙を四角に切って、数字や絵を書いて貼り付けただけです。
でもこのエレベーターにトッテンは大喜び!!
と言いながらボタンを押して乗り降りを繰り返し、ひたすら遊んでました。
いつも、絶対押しちゃダメ!と言われていた『電話マークボタン』を、おそるおそる押している様子はとても微笑ましかったです。
きっといつもすごく気にはなっていたんでしょうね。中に入ってドアを閉め、周りが見えない状態のトッテンを私が色んな部屋に連れていき、
という遊びも、どこに連れて行かれるかわからないワクワク感がとっても楽しかったみたいです。
何度も何度も要求され、母はそのうち憂鬱になりましたが。。。
エレベーター好きのお子さんにおススメです♪大きいダンボールでも作れますしね。
ちなみにばーちゃんちの階段に設置された自作エレベーターは48階まであるらしいです。大変!
そういえば支援センターに置いてあった、こえだちゃんのエレベーターにもハマってたっけなぁ…。
エレベーター狂の現在
本当にエレベーターが好きで好きで仕方なかったので、このまま将来エレベーター技師にでもなるのかなと本気で思っていました。
が、だんだんそのエレベーター愛は薄れていき、今は乗れるんなら乗りたいかな~という感じに落ち着いております。
新しいエレベーターを見つけたら何が何でも乗る!というこだわりの時期は過ぎたようです。
そして次はチョロボンがエレベーターとエスカレーターにハマってます。もういやだぁ…。
なんだろう、遺伝子にエレベーター好きが組み込まれているのか…。
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世の中にはたくさんの人がいて、それぞれ好きなものがあり、たまたまうちの息子たちはエレベーターとギア好きだった。そこから広がる世界は私の知らなかった事ばかり。くだらないと捨て去るのではなく、ひとつひとつ子供と一緒に楽しんでいけたらもっと人生が楽しめるかもしれない。
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