新版K式発達検査
いつまでもバブちゃんだね~可愛いね~
なんて言ってたらなんともう4歳半。
(書こうと思いつつ延び延びで、現在5歳。少し前のお話になります。)
周りの同級生を見ればしっかり自分で考え、自分の言葉でちゃんと親に伝える子もチラホラ現れてきました。
例の体操教室でのフラフラゆらゆら具合を見てこのままでいいのかと不安が増した私は、今通っている療育先で「発達検査」をしてもらう決断をしたのでした。
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公開処刑の体操教室~うちの子だけ悪目立ちしている悪夢~
4歳次男。私が思っていたよりはるかに一斉指示が通らないという事実を知った。軽い気持ちで申し込んだ体操教室で、こんなに肩身の狭い思いをするハメになるとは。でも今知れて良かった。ちょっとした工夫で居心地がよくなって楽しい場所になるよう、お母さんは知恵を絞るよ!一緒に頑張ろう~~!!
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心理士の先生と向かい合って座り、検査にかかった時間は約40分くらいだったかなぁと思います。
最初は
と思っていたのですが、先生の巧みな話術でそんなに飽きもせずゲーム感覚で検査を受ける事ができました。
苦手な事や難しそうなことはあまり積極的にやろうとせず、すぐ「できない」と言いってへそを曲げがちなチョロボン。
先生は「ちょっとまだ難しいかな?」と思ったらすぐに話を切り替え、テンポよく次の問題、次の問題と進めてくれました。
親の私は部屋の隅で貝のように口をつぐみ、じっと見守るのみ。
(長男トッテンの時は、横から口をはさんでしまうという失態を犯したので今回はぐっと我慢。)
大まかな検査内容は、
ポイント
・積み木を使って先生と同じものを作ったり、並べたり、順番に叩いていく
・パーツが足りていない人の絵に、付け足しをしていく
・右と左がわかっているかどうか
・先生からの質問に答えられるか
・数字をわかってるかどうか
・ビーズを見本通り糸に通せるか
他にもいろいろしてましたが忘れてしまったので割愛します。
検査前は、全然できないだろうなぁと思っていたのですが、案外頑張って検査に取り組む姿にびっくりしました。
右と左なんて教えた記憶はあまりないのに、完璧に覚えてて驚きを隠せない母。
小1のトッテンですら危ういというのに。
検査当日は結果を知ることはできず、後日報告書にまとめてくれるとの事だったので、その日は検査だけして帰宅しました。
気になった事と関わりの工夫
【座る姿勢が維持できない】
これは兄のトッテンも同じだったのですが、とにかくじっと座っていられない。
立ち上がったり、離席する事はないんです。
でもクネクネしてみたり、机に伏せてみたり、椅子から転げ落ちそうになったり。
先生曰く、まだ筋肉が発展途上中で体幹が弱めだから、同じ姿勢でいることが辛いんだと思う、とのこと。
だからよく転ぶし、ふらふらするのかな。
(そういえば同じタイプだった兄のトッテン、小1の今は全然転ばなくなったなぁ!)
こればっかりは私が注意しても治るものではないので、成長を待つしかないなと思ってます。
できる対策として、足がきちんとつく椅子に座らせてます。
私の楽天ルームにも記載してますが、我が家ではダイニングでこんな感じの椅子を使ってます。
【目の前の検査道具に夢中】
これまたADHDの兄と同じく、目の前にある興味ある道具を触らずにはいられません。
気になり過ぎて先生の指示を完全にスルー。
マイペースに遊び始めてしまうことが何回かありました。
自分の世界へ行ってしまい口からの指示だけでは気が付かない状態を見て先生は、
トントンとチョロボンの肩を叩き、「○○を見ていてね」と優しく声かけをしていました。
身体を触ることにより、意識を質問者に戻す作戦。
これは普段も使えそうだな、とひそかに思った私。
ついつい口先だけで
と言いがちですが、トントンと体をつつき、こちらに意識を向けさせて丁寧に会話する・対応する事は大事だなと思いました。
【指示が長文になると、意図が把握しきれない】
以前から幼稚園や体操教室などで一斉指示が理解できないところは見かけていたので、やっぱりかと思ったのですが。
やっぱり一対一でも「指示を理解すること」が苦手なようでした。
よくわかんないなりに一応取り組んでみるものの、求められたものとは見当違いな答えになることが何度か見受けられ。
見ていて親としてはガックリ感が否めません。
ワーキングメモリの低さが影響しているのか、理解力の問題なのかわからないのですが、とにかく
「可能な限り短く区切って伝えること」
これがシンプルに一番いい対応策なんだろうなと思います。
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【「自信の無さ」からくる諦め】
元々「なんかよくわからない」「難しそうで出来そうにない」「ちょっと間違っちゃった」と思ったとき、チョロボンはあっさり諦めます。
兄は負けず嫌いで苦労したのに、今度はその真逆です。
紐にビーズを通すという課題が出た時、
と思っていました。
でも決められた順番(見本通り)にビーズを通していくんだよと言われ、やり方が間違っていたと思った彼は
と放棄。
いや先生、この子本当はコレできるんですからぁぁ!
と思うシーンが何度もありました。
でもそれを含めて発達検査。
検査するときに、臨機応変に対応できるかどうか。
それも含まれているんでしょうから。
親はじっと黙って「忍」です。
この自信の無さに関しては、小さな成功・達成感を積みかさねていくしかないかなと思ってます。
周囲がサポートして最後まで本人にやらせていくことが大事ですね。
報告書を受け取って感じたこと
後日、改めて心理士の先生から結果を受け取りました。
ドキドキしながら見てみると、
〈実年齢4歳6カ月〉に対して
認知・適応能力(目で見た物を手で操作する力)
DQ77 3歳6カ月
言語・社会領域(聞いた言葉にことばや動作で応じる力)
DQ101 4歳7カ月
全領域(全体の平均)
DQ92 4歳2か月
という結果が出ました。
平均がDQ100だと考えるので、92は私が思っていたより高かった。
大体半年ほどの遅れらしいです。
私の感覚からすると一年くらいは遅れていると思っていたのですが。
言語が100を超えた事にはびっくりでした。
周りがわちゃわちゃした状況だと上手くできないけれども、安心できる場所や落ち着いた状況でなら、なんとか指示されることはできるし言葉でも表現できる力はあるということでしょうか。
そして道具を使って見本通りに作ったり、先生の真似したりすることはとても苦手であるということがわかりました。
ではなく、最初はきめ細やかなサポートが必要ということですね。
どんなことが得意で、どんなことが苦手なのか
を知る事ができたので、検査を受けてみて本当によかったなと思いました!
できることとできないことの差が大きいという問題も気付けました。
小学生になり、学習面やコミュニケーション面で困り感が出てきた際には、病院に受診する事も視野に入れつつ。
今は、焦らず、周りと比べず、ゆっくりだけどちょっとずつ成長していく彼をこれからも見守っていこうと思います。
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