排泄は毎日のこと。だからこそ大変!!
6歳の現在、夜尿症の薬は飲んでるものの月3回のペースでおねしょする長男トッテン。
-
【夜尿症】おねしょが続く長男の抗利尿ホルモンの薬『ミニリンメルト』について
おねしょとの闘い はぁぁ~~…。今日の明け方、「ん、なんか冷たい」と思い目覚めました。 そうです、O ...
続きを見る
特に疲れた日や、寒い日におねしょする傾向があるように思います。
ちなみに日中のトイレの失敗はほぼありません。
弟と比較したら申し訳ないですが、3歳の次男は夜中でも明け方でもむくっと起きれるので、どうしても尿意を感じて目を覚ます事が難しいんですね。
本当に個人差があるんだなと感じます。こればっかりは仕方ない。
このように今でも排泄問題は解決したわけではないのですが、だいぶマシです。
トンネルの出口が見えなくてつらかった暗黒の数年間のことを思うと、胸がギュッとなります。
もはやトイレノイローゼに陥っていたといっても過言ではありません。
今回は、それほどまでに苦労した我が家のトイレトレーニング(以後トイトレ)のお話です。
トイレに対する異常なまでの恐怖心とこだわり
我が家の第一子である長男。
根が真面目な私は育児書通りに、そして周りの意見を聞きつつ2歳頃からトイトレ開始。
歩き出すのは早かったものの、言葉は遅かったトッテン。
トイレに行きたいかどうかなんて聞いても無反応ですが、とりあえずトイレに慣れてもらう事から始めようと思いました。
しまじ〇うのトイレ動画を見せたり、トイレの歌を聴かせたり、トイレに関心を持ってもらえるよう意識して接していました。
私がトイレに入っているとき、いつも後追いしてやって来るので膝の上にのせてみたりもしました。
しばらくこんな日々が続き、本人もトイレの絵本や動画に興味を持ってノリノリで踊ったりしていたので早速トイレに座らせてみる事に。
でも・・・
断固として座らない!!!
体をよじらせたりエビのように反り返ってみたり。とにかく便座におしりをつけたくない!!!
それはそれはすごい抵抗の仕方でした。
おまるをすっ飛ばしていきなりトイレに挑んだのがまずかった??
便座に座ったら落っこちると思った??
水を流してみたのが悪かった??
あんなにトイレと仲を深めたのに、大事な最初のステップで大失敗。
まぁ最初だし、ちょっとびっくりしたかな。でもすぐ慣れるだろう~!
なんて甘く考えてました。
これがホントに甘かった・・・。
この時はまだ自閉スペクトラム症の診断が出ていなかったし、私もまだまだトッテンについて知らないことだらけ。
最初に怖い思いをすると、ずっと引きずるという彼の特徴を理解していませんでした。
まさかこれから3年もトイトレが続くとは…
スタートラインにすら立てない
次の日も座らせてみましたが、やっぱりだめ。
このままだとトイレ=恐怖になってしまうかなと思い、一度間をおいてもう少し後から始める事にしました。
それから2歳7カ月までゆる~く継続。
相変わらず一度も便座に座らないままトイレ内をうろつくのみ。
たまに無理やり座らせると大絶叫
3歳から幼稚園の年年少に入園予定だったので、そろそろ焦りだす母。
本腰を入れてトイトレを再開する事に。
・普通の補助便座を使っていたけど、さらに喋るアンパンマンの便座を購入!!
(でもボタンを押して遊ぶばかり。だけど押したいがためにトイレに通ういいキッカケにはなった。)
・トッテンは大きい音が大嫌い!
いきなり水が流れるとかなり怯える事が判明したので、自動洗浄のスイッチを切る。
・トイレ頑張ったねシール作戦を実行!
〇個貼ったら好きなオヤツGET!や、好きな場所へ遊びに行く!というご褒美ゾーンを設ける。
そもそもトイレで排尿をすますというスタートラインにすら立ててないから、正しくは便座に座れたねシール作戦。
・iPadをトイレに持ち込み、動画を見せながらどさくさに紛れて気付いたら便座に座ってるという状況を作る。
・1日目は1秒。2日目は2秒。と言った牛歩ペースで毎日便座に座る練習。
最初は母にしがみつきながら頑張って座ってました。
褒めて褒めて褒めまくってやろうと思って大げさに喜ぶと、
と、持ち前のあまのじゃくさを発揮。
静かに褒めてみたり、一人でそっと座ろうとしているのを見て見ぬ振りしたり。
そんな日々を続け、ようやく便座に座ることに成功!
ようやくスタートラインに立てたのでした。
怒っちゃいけない、だけどイライラする
この時すでに3歳半くらい。
一度もトイレでおしっこできてません。もちろん幼稚園にはオムツで登園。
立ってしてみたらいいじゃない!と夫も何度かお手本を見せますが、効果は出ず。
どうやら便器に直接おしっこするのが、とっても怖いようなんです。
「おしっこをかけたらトーマスが浮かび上がってくる紙」を便器に設置してみてもダメ。
そもそも便器にそのようなものを入れること自体
「こんなのトイレに入れていいの!?早く出せ!」
と言わんばかりに取り乱しました。
一回だけでも成功したら、自信がついてその次もできるはずだけど...
一滴が出ない!!どう頑張っても出ない!!!
その頃はもう、周りは順調にトイトレが進んでたり、オムツ卒業してたりした子もチラホラ。
とイライラする日々でした。
育児書には、トイトレでは怒っちゃいけないと書いてある。
でもあまりの遅々とした進み具合に、落胆と苛立ちを感じずにはいられませんでした。
4歳になる頃には、
「トレーニングセンターのおじさんが迎えに来るよ」
などと、脅してみたこともあります。
今思うとかわいそうな事をしたなぁと反省するのですが、あの頃はどうにか状況を一変したくて必死でした。
「早く片付けないと鬼が来るよ!」と同じ心境ですね。
言っても言ってもわからないのなら、脅すしかないと思ったのです。
実際、トイレトレーニングセンターなるものに行ってトイトレが完了するなら、10万円払ってでも行かせたかったです。
それくらい八方ふさがりで切羽詰まってました。
もうお手上げ、誰かどうにかして!!
そんなある日、風呂場の排水溝に向かっておしっこをする息子を見て、ふと気づきます。(汚くてすみません。笑)
あ、ここなら普通にできるんだ。
ということは…
長くなったので次回に続きます!