見事にADHDの特徴そのもの
幼稚園の頃から行き渋りを繰り返してきた長男トッテン。
今も毎日楽しく登校するって訳でもなく、
と、ぼやきながらも毎日頑張ってると思います。
でもやっぱり人の話をじっと聞くってことが相変わらず苦手で、注意力散漫になりがち。
先生の話を聞いてないことが多いせいなのか、わからない!ってなることが多いんです。
そして落とし物、忘れ物が多い。まさにADHDそのものですね。
今までは母である私のフォローがあったから、物をなくしたりすることはあまりありませんでした。
でも小学校生活では母は近くにいません。その結果、
・給食袋を持ち帰ることを忘れる
・通学中に被る帽子を学校に置き忘れてくる
・ハンカチをなくすこと数回
・ジャージの上着をどこかに脱ぎっぱなし
・図書室で借りた本が行方不明
・防犯ブザーをどっかに落としてきた
このように、無くした・し忘れのオンパレード。
そして一応持ち物には全部に記名がしてあるため、大体の物が担任の先生の手元に集結する。
この子相当忘れ物多いな!
と思われてるはずです。
それでいてよく忘れるからってケロッとしているのかと思えば、そうではなく逆。
どうしよう、どこに置いてきたんだろう。道の途中で落としてきたのかな、まだまだ使えたのにもったいないよ~。どうしよう、本当にないどこ探してもない、どうしたらいいのぉ~!!と半泣きになる。
そんなに落とすのが嫌なら気をつければいいのにと思ってしまうのですが、そこが発達障害の困るところなんでしょうね。
あっちにもこっちにもプリントをバラバラ置いて、かぶってた帽子はポイ。水筒も何気なく棚に置いたまま忘れ、着てたジャージもその辺に脱ぎ捨てたまま。彼の周辺はいつも散らかってます。
連絡張に書いて、お願い!
こんな感じで注意散漫なため、人の話を聞いてる最中も別の事を考えてます。
幼稚園時代なんて先生の話の途中でどっかに行ってたぐらいですから、それに比べると椅子に座ってじっとしていることだけでも私にとったらすごいこと。
でも小学生で通常級に通ってる限りそれは当たり前!全体指示をしっかり聞いて即時に行動する!という事が求められます。
ですがトッテンの場合、どうしても違う事を考えてしまって心ここにあらずになってしまう。だから今言われたことが分からなくなり、みんなよりワンテンポ遅い行動になる。
それでも周りの真似っこしながら同じ行動をしているのでしょう、困っていてもなんとかやれているのです。
だけどもやっぱり、どうしても困ったことは出てきてしまうのです。
それでいてわからなかったときに、
と言えないのがトッテンの弱点。家に帰ってきてから私に聞いてくるのですが、
というのですが、
とメソメソしながら言うばかり。はぁ~…
と言ってくる始末。そのくらい自分でいいなよーーー!と思うのですが、入学したての頃は仕方ないからちょこちょこ書いてました。過保護かなぁ~と思いましたが、確かに先生に聞くのって勇気いるよねと思って。
とくにトッテンは昔から自分の気持ちを伝えるのが苦手。好きな事や興味ある事だったらやたら流暢に喋るんですがね!しかも一方的に。
-
【会話するって難しい】とんちんかんな受け答えと一方通行の会話
話していても「ん?えぇ?」となることが多い長男との会話。好きな話は頼んでもいないのに流暢に説明しだすのに、質問されると、しどろもどろ。 会話力があるのかないのかさっぱりよくわかりません。でも会話のズレがたまにあるのは確かです。空気を読むのなんて…難しいよね。
続きを見る
こんなことが4.5回あり、そして先日今度はこんなお悩みが。
「図書館の本の借り方返し方がわからない」
今まで3,4回借りてきてたのに今更わからないってどうゆうこと!?今までどうやって借りてきてたの!?と問い詰めたくなるような疑問ですが、とりあえずわからなくて困っているらしい。
「図書館の使い方が分からなくて困っているようなので、もう一度説明してやってもらえませんでしょうか?」とでも書けばいいかな、と思ったところでふと、
と思い始めました。そこで自分で先生に聞いてごらんと言ったところ、
みたいなことを言うトッテン。
確かに今さら聞いたら呆れられるかもしれないけど、まだ一年生だし大丈夫!
「聞くは一寸の恥、聞かぬは一生の恥」というではないか!わからないことはちゃんと聞かないと、ずっと困るよ!
気持ちをスムーズに伝えるには?
とは言え、確かにトッテンの口調は「えっとーあのー」が多いため、忙しい先生をイラ立たせてしまう可能性はある。
そしたらさ!先生に簡潔に伝えれるように『お手紙』を書いてそれを読み上げればいいんじゃない!?と発案。
あ、それならできるかもしれない!とやる気になったトッテン。早速手紙をしたためる。
せんせいへ
としょかんのほんをかりるのと、
かえすのがわからないので
じかんがあるときに
おしえてちょうだい。
うーむ。先生に聞く時は「教えてください」の方がいいよ…というより、もしかしていつもこういう話しかけ方をしていたのかい???
と不安を抱きつつも、ひとまず手紙が書けたことを盛大に褒め、次は読む練習。
そのまま読むだけなので、「えっと、あのー」が挟まらなくて聞きやすい。よしよし!
次は聞くタイミングを考える。
一日中質問する事に緊張して気がそぞろになっても困るので、朝一がいいと思われる。
どうやら登校して教室に入った時点で先生は前にいるらしいことがわかったので、早めに登校して「おはようございます!」と言った流れですぐ手紙を取り出して読み上げる!という事に決まった。
あとは手紙をすぐ出せるようにいつもハンカチを入れている移動ポケットに手紙を入れるよう伝え、明日に備えて早く寝ましょう。
これから先も自分で聞かなきゃならない場面がたくさん出てくるよ。だからこのミッションをこなして大人への階段を一段上がろう!!!と熱弁しながら寝かしつけ。
はたして無事に任務遂行できたのか?
そして、翌日。
緊張するなぁ聞けるかなぁとドキドキしながら朝食を済ませ、
と勇ましく登校していった息子の背中に手を振り、やれやれと食卓テーブルを見た瞬間に青ざめる。
お手紙忘れてってるーーー!!!
なんで移動ポケットにいれてないのよ、もーー知らない!!と思ったけど、仕方ない。すっぴんのままヨレヨレ家着で走って追いかけて息子に手紙を手渡す、最後まで過保護な母。
そして3時。トッテン帰宅。
とのこと。手紙は別に渡さなくてもよかったのに、と思いつつもひとまず安堵。
次は手紙無しで先生に聞けるようになるといいね!
なんて話しながら、晴れやかな心で美味しいおやつを食べたのでした。
近所のスーパーで風船を配ってた保険屋さんに「赤の風船下さい」も言えなかったあのトッテンが…自分で先生に聞けたなんて!!成長したなぁ!!
幼稚園の年長の時、慣れた先生には困ったことを聞けていたけど、小学校では知らない先生ばかりで聞くのドキドキするよね。
-
【個人懇談】子供の取扱説明書を持参する母とこだわりの塊くん(長男編)
先生を独占し、「我が子はこんな子です、手がかかりますがどうかよろしく!」と一対一で話せる場、個人懇談。発達障害を持つお子さんをお持ちの方なら特に、なんとなくぽわわ~んと終わらせてはもったいないです。伝えたいこと、気をつけて見ていて欲しい所をあらかじめ考え、先生に上手に伝えましょう。きっとお母さんにもお子さんにもプラスになるはずです。
続きを見る
その後どうなった?
まぁー、そんな簡単には完結しないのが世の中というもの。
その翌日…図書館で本を返す日。
帰宅後トッテンに、本は返せた?と聞くと、
と暗い顔。
なんと先生はトッテンに説明することをすっかり忘れていたようです!!!
と思いましたが、きっと先生もすごく忙しいんでしょう。いちいち覚えてられないよね…と思い直し、
と伝えました。次の図書の日って夏休み明けですけどね…。
なんだかんだで宙ぶらりんのまま、夏休み突入です。
結局、本は周りにいた人の返し方を真似をしてその辺に置いてきた、とのこと。
置いてきたって…いいのかそれでと思いつつも、みんなそうしてたと言ってたからまぁ良しとして一旦終わり!
一旦オシマイ!!と適当に終わらせたい私ですが、そうもいかないのが不安感の強いトッテン君。
と、いつも恒例の寝る直前の悶々タイムが始まりました。
そしてまた次の解決策を模索することになるのでした…
お疲れ自分!!いい夢見ろよ!
▽▽少しでも注意されるとすぐ、怒られた!と思うトッテン▽▽
-
新一年生、忘れ物でめちゃ怒られた?~家庭訪問で先生に真相を尋ねる~
前回の続きです。ランドセルを背負い忘れて帰宅しようとした息子が怒られたらしいという件。 ...
続きを見る
-
【手のかかる育児】え?そうなの?子どもは勝手に成長する!とは思えない
サボテンだって水が無いと枯れる。おばあちゃんの何気ない一言。先日、通りすがりのおばあちゃんにこんな言葉を掛けられました。男の子2人連れて大変そうだねぇ。あたしも3人息子がいたけど放っておいたら大きくなったから!
続きを見る
▽▽英語に興味を持ってほしい!気になっている英会話のオンラインレッスン▽▽
5歳から10歳のお子さまのためのオンライン英語教室【リトラボえいご】